お供え花　プリザーブドフラワー　仏花の選び方

遺族の気持ちを慰める仏花。故人を偲ぶお花だからこそ、基本的なマナーを抑えておくと安心です。

1　仏花のマナーを確認して選ぶ

絶対にダメ！というお花はありませんが、基本的に「とげのある花（薔薇・アザミ）」「毒がある花（すずらん、水仙）」「ツル状の植物（朝顔、クレマチス）」「香りが強いもの」は避けるべきとされています。また、散りやすい花や、傷みやすい花も避けるのがマナーとされています。プリザーブドフラワーの仏花に使用さえている薔薇は「とげ」もなく「香り」もありませんので、安心して贈ることができます。またお供えに適しているといわれる「菊」もプリザーブド加工されたものがありますので、故人の好みや遺族の方の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

2　色や本数から選ぶ仏花

花の本数は3本、5本、7本というように奇数を選ぶのがマナーとされています。花立が２個ある場合は左右ともに同じ数の対で準備しましょう。花の色は、四十九日までは白い花を飾るのが一般的。この期間は、カラフルな色は避けましょう。お盆やお彼岸などに飾る花の色合いは「白」「黄」「紫」「赤」「ピンク」の5色が基本となります。ちなみに3色の場合は「白」「黄」「紫」となります。また「赤」は悲しみを意味するため避けるべき色といわれています。

3　用途から選ぶ仏花

仏花を選ぶ際は、まずどのような用途に使うものなのかを確認しましょう。

A　ご自宅の仏壇に供えるお花
どのような花でも構いません。自宅のお仏壇サイズに合わせて故人の好きだったお花・お部屋の雰囲気に合うお花・あなたの好きなお花を飾ってください。

B　お墓参りの際　持っていくお花
プリザーブドフラワーは水や湿気に弱いため、飾るところは屋内になります。お墓参り用に準備するのは生花にしましょう。

C　他の家の仏壇に供えるため持っていくもの、送るもの
予め仏壇の雰囲気や大きさが分かっていたら選びやすいですが、分からない場合、プリザーブドフラワー仏花の相場は、一般的に1点5,000～8,000円くらいといわれていますので、相場やご自身の予算に合わせた仏花を贈りましょう。大きすぎた場合は、仏壇の前に机や棚を置いて飾っていただけます。また一緒にお線香を贈るとよいでしょう。